一人旅であって一人旅じゃない、それが一人旅
一人旅であって一人旅じゃない、それが一人旅である
一人旅と聞いて「寂しそう」「みんなで行った方が楽しい!」などと思う人はまだ多数いるのだろうか。
確かにパッと聞いたらそう思うかもしれない。しかし僕がオススメしたいのは複数旅よりも断然一人旅の方だ。
個人的に言わせてもらうと、一人旅の方が結果的に多くの人と関わりを持つものになってくる。
人とも関われ、自分も磨かれ、より成長しやすくなる環境になるだろう。
多くの人と関わる旅
何故一人旅が多くの人と関わりを持つのだろうか。
NY(USA)
Isola di Capri(Italy)Osaka(JAPAN)
Beng Mealea(Canbodia)
Ayutthaya(Thailand)
上記写真5枚はそれぞれ僕が一人旅に出て、各地で撮った思い出写真だ。
この5枚で2枚以上写っているのは僕だけ、つまり全員違う人。
これはごく一部の写真であり、実際には何倍もの人と関わっていた。
一人旅だと縛りがなく、自分で決めて行動できる。行きたいところに行き、見たいものを見て、関わりたい人と一緒に行動する。
複数人で旅に出ると一緒に行っている人たちのみで満足することが多々ある。
つまり関わりが一人のときよりも閉鎖的になることが多くあるのだ。
しかし一人だと各地で色んな人と出会い、相手と合意すれば誰とでも共に行動できるメリットがある。
アジア では若いバックパッカーと、ヨーロッパでは旅慣れた中年の人と、アメリカでは意気投合した異性の人と、のように自分で関わる人を決めることができる。
もちろん、一人でいることを選ぶのも選択肢の内のひとつだ。
そうやって土地や日付、時間帯によって出会う人がどんどんと変わっていき、結果的に多くの人と関わることになるからだ。
多くの関わりが生む成長
旅を終えた人がよく口にする言葉がある。
「価値観が変わった(広がった)!」
という言葉だ。これはどういうことなのだろうか。
価値観とは《知》の中からでしか形成されない。知っていることでしか想像できないからだ。その知識・経験の中から徐々に価値観というものが培われていく。
さて、旅が価値観を広げる理由と言うのは至って簡単だ。
<未知の世界を知るから>これに尽きる。
旅で行く所の多くは自分の未開の地であり、感覚が鋭くなりやすい。
そして今までの価値観に旅で得た知識・経験がプラスされ、価値観が広がっていく。さらに、多くの人と関わるということは(全人類はそれぞれ違うことが大前提として)より多くの知識と経験を養える。だから多くの人と関わることにより、より成長しやすくなるのだ。
一人旅という《ツール》
旅はツールだ。
自分の人生をよりよく自分好みに彩るために使われる手段。
その中でもさらに選択肢があり、計画したり敢えて無計画で行ったり、大人数で行ったり一人で旅したり、などがある。
もちろん、自分が合いそうなものを選択していくのが良いと思うが、すべてを試してみてから自分に最適なものを選んでも遅くないと思う。
そこで、僕は一人旅という手段をオススメする。
一人旅であって一人旅じゃない、そんな矛盾が成立してしまう素晴らしい一人旅というものを肌で味わってもらいたいから。